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東京VS大阪 比較文化論② 立ち食いそば・うどんの巻 [食べ物]

さて東京と大阪の比較文化論研究第2弾。立ち食いそば・うどんの違いです。
今回もねぎまる先生の解説ですがはっきり言ってこんなこと知らなくても困りません!
(ここでの解説は筆者の主観による一般論であり個別事象では異なる点があることを
ご了承いただきたい)

①東京はそば 大阪はうどん
実際に比率としてそのようで私自身東京ではそばを食べることが多いが、大阪に行くとう
どんが美味しいのでうどんを食べることが多い。基本的に大きく分けると出雲など一部を
除き九州を含め西日本はうどん文化で、東日本はどちらかというとそば文化の土地が多
い。麺のつゆも東京では濃口醤油、大阪では薄口醤油だし、ネギも白ネギと青ネギの違
いがある。ちなみに大阪ではうどんよりもそばの方が高い場合もある。

(大阪の立ち食いうどんのセット例) ※天王寺駅 天王寺うどん うどんセット
きつねうどんとおにぎりの一つはかやくのセット
おにぎりやご飯も大阪はかやくご飯があることが多い
ネギは青ネギである
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(東京の立ち食いそばのセット例) ※新橋駅 あずみ おにぎりセット
天ぷら(かき揚げ)そばとおにぎり(鮭または明太子)のセット
東京ではかき揚げの天ぷらそばが代表的なメニューである。
おにぎりやご飯も白飯であることが多い(いなりずしがあるのは東西共通)
ネギは白ネギである
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②”きつね”と”たぬき”
大阪では一般的にきつね=きつねうどん、たぬき=たぬきそばである。
どちらも大阪では”おあげさん”=油揚げを使っている。
整理すると・・・
(大阪)きつね(うどん)→(東京)きつねうどん
(大阪)たぬき(そば) →(東京)きつねそば
そもそも大阪できつねといえばわざわざうどんと付けなくてもきつねうどんなのである。

東京でいう”たぬきそば”は”揚げ玉”の入ったそば(たぬきうどんも同様)だが大阪では
”天カス”はサービス品であることも多くメニューには少ない。メニューに書いてある場合
でも”ハイカラうどん”となる場合が多い。(結果として普通のうどんを頼んでも東京で言
うたぬきになってしまうことがある)
但し最近は駅構内を中心に「きつねうどん・そば」という表記も増えている。しかも同じ関
西でも京都ではもともと東京と同様「きつねそば」が通用するのでややこしい・・・。

(資料)大阪・写真付のメニューで同じ写真に「きつねうどん」「たぬきそば」と書いてある
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③東京と大阪のメニュー
(東京に多いメニュー)
コロッケそば・うどん・・・名前の通りコロッケがのっている。コロッケは麺専用のコロッケ
(大阪に多いメニュー)
きざみうどん・そば・・・きつねと違い味付けをしていない揚げを刻んだものをのせてある
おぼろうどん・そば・・・(基本的には)おぼろこんぶをのせたそば そういえば大阪の人っ
              ておこぶ(こんぶ)好き。「とろろこんぶ」とか「をぐらこんぶ」とか。
にしんうどん・そば・・・煮つけのにしんがのっている。京都に多いが東京では少ない。
(名前は同じでも内容が違うメニュー)
天ぷらうどん・・・東京ではかき揚げであることが多く、大阪では(大小はともかく)海老天
          であることが多い。(値段は安いので小さなエビに大きな衣も多いが)
           東京では海老天は「えび天そば」大阪ではかき揚げは「かき揚げうどん」
           と独立していることが多い
肉うどん・・・東京では豚肉、大阪では牛肉であることが多い。これは立ち食いというよりも
        文化の違いでカレーや肉じゃがなんかもそう。
        ちなみに九州は鶏肉文化なので「かしわうどん」や「かしわめし」が多い。

(資料)大阪のメニュー例 ※大阪に多いチェーン店「都そば」の例
「きざみ」「おぼろ」「にしん」があり「きつね たぬき」の表記がある。
「天ぷら」と「かき揚げ」は別物である。
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(資料)東京のメニュー例
「コロッケ」がある。
「天ぷら」はかき揚げである。
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立ち食いそば・うどんも奥深いですね♪
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